「群馬音楽センターを愛する会」は、高崎の歴史・文化発信のシンボルである「群馬音楽センターの大切さ」を考え、永く存在することを願う場として、2008年5月10日(群馬音楽センターの設計者であるアントニン・レーモンド生誕120年の日)に設立され、勉強会や地域に根ざした活動を毎行ってまいりました。
「群馬音楽センター」は、「昭和三十六年ときの高崎市民之を建つ」の碑と共に歴史を積み重ね2011年7月に開館50周年を迎えます。
1961年に開館した「群馬音楽センター」は群馬交響楽団の前身である高崎市民オーケストラの結成から群響結成までのドラマを描いた映画「ここに泉あり」をきっかけに建設運動が始まりました。建設に当たっては、多くの市民の浄財も集められて1961年に完成しました。その後多くの演奏会・演劇及び、イベント・卒業式・成人式等の舞台となり、市民の思い出・歴史が積み重ねられてきました。
また「群馬音楽センター」は21世紀に残したい世界の文化遺産としてのモダニズム建築として、日本からDOCOMOMO(オランダに本部を置く、近代建築の保存と調査のための組織)の20選の一つに選ばれました。世界的な建築家アントニン・レーモンドが設計し、市民運動により完成した建築として多くの見学者が訪れています。
ここで、「群馬音楽センター50周年」を皆様と祝うと共に、これからの「群馬音楽センター」について考える連続シンポジウムを 7.25(月)26(火)28(木)高崎シティーギャラリー・コアホールで開催する運びとなりました。
群馬音楽センターを愛する会 代表 水上勝之
- 内容:「群馬音楽センター会館50周年連続シンポジウム」
- 日時:2011/7/25(月)26(火)28(木)
PM12:30開場PM1:30開演-4:00 終演 - 場所:高崎シティーギャラリー コアホール
- 申し込み:各日・当日会場にて先着順300人
入場無料 - お問い合せ先:
群馬音楽センターを愛する会
TEL.080-2085-1373
※詳細はパンフレット(PDF 1486.8K)をご参照ください。JIA群馬地域会も共催しております。
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7/25(月)
「群馬音楽センターの誕生を知る人々」公開座談会
基調講演 ・ 松浦幸雄 (前高崎市長・高崎青年会議所第9代理事長)
〈座談会 1〉 群響と群馬音楽センター
・ 安藤直典 ( 群馬シティフィルハーモニー代表)
・ 風岡裕子 ( ピアニスト)
・ 松井一雄 ( 財団法人群馬交響楽団運営理事)
〈座談会 2〉 音楽センターの誕生
・ 笠原秀雄 ( 高崎青年会議所第12代理事長)
・ 茂田治男 ( 群馬音楽センター第2代館長)
・ 西川扇生 ( 日本舞踊家)
・ 松浦幸雄 (前高崎市長)
コーディネーター ・ 新井重雄 ( 高崎新聞)
7/26(火)
「群馬音楽センターとDOCOMOMO20選について」
DOCOMOMO選定プレート・感謝状贈呈予定
パネリスト
・ 鈴木博之 (DOCOMOMOJapan代表・青山学院大学教授・明治村館長)
・ 岩崎 淑 ( ピアニスト・カザルスホールを守る会代表)
・ 隈 研吾 (建築家・東京大学教授)
・ 中原まり ( 司書・米国議会図書館)
コーディネーター
・ 兼松紘一郎 ( 建築家・DOCOMOMO Japan幹事長)
7/27(水)
「群馬音楽センターの50年と今後について語る」
パネリスト
・ 鈴木滉二郎 ( 明治大学特任講師・公共ガバナンス論)
・ 赤羽洋子 (高崎市民音楽連盟事務局長)
・ 星 和彦 (前橋工科大学教授)
・ 高井俊一郎 ( 高崎市議会議員・山名八幡宮神職)
スペシャルパネリスト
・ 富岡賢治 ( 高崎市長)
コーディネーター
・ 熊倉浩靖 (群馬県立女子大学教授)
アントニン・レーモンドのグランドピアノ展示
各日、群馬音楽センター建設工事中の映像・特別公開(PM12:30~PM1:30)